本気で離婚したい夫がとる行動|【本気度チェックリスト】付き!もう修復は不可能?

「旦那が離婚したいと言うけれど、本気かしら」と思った経験はありませんか。離婚したい夫がとる行動をよく知らないと、夫の本気度が分かりません。そこで、本気で離婚したい夫がとる行動をチェックリストとともに紹介します。本音を見抜いて上手に対応してください。


専門家監修 |カウンセラー 遠藤 裕子
遠藤 裕子
これまで2,000人以上の相談実績を持つ離婚カウンセラー。
過去に年間1,600件の調査を担う探偵事務所にいた経験から、多角的な現状分析、効果的な問題解決方法の提案に定評がある。...
遠藤 裕子
これまで2,000人以上の相談実績を持つ離婚カウンセラー。
過去に年間1,600件の調査を担う探偵事務所にいた経験から、多角的な現状分析、効果的な問題解決方法の提案に定評がある。
自身でも夫の浮気を経験し、夫婦関係を修復したことから、夫婦問題の解決まできめ細かいサポートに注力している。

【保有資格】 日本家族問題相談連盟 離婚カウンセラー
NLPマスタープラクティショナー
LABプロファイルプラクティショナー
ホームカウンセラー

目次

  1. 「旦那に離婚を切り出された」...本気度はどれくらい?
  2. 夫の離婚本気度チェックリスト
  3. 本気で離婚したい夫がとりがちな行動とは
  4. 態度が冷たくなる
  5. お金の管理にうるさくなる
  6. 物理的な距離を置かれる
  7. 子供に優しくなる
  8. 突然離婚話を切り出す
  9. 離婚届を持ってくる
  10. 両親に離婚を考えていることを告げる
  11. 離婚の理由となる証拠を見せる
  12. 法的な離婚手続きを進めようとする
  13. 養育費・財産分与の金額を話し合おうとする
  14. 本気で離婚まで考えていない夫がとる行動
  15. 夫婦喧嘩の時に離婚を告げる
  16. モラハラ的な言動をする
  17. 「本当に離婚したいの」と聞くと慌てる
  18. 機嫌がよくなると甘える
  19. 夫が離婚を考え直す?関係修復の方法は?
  20. 話し合いをする
  21. 離婚したくないと伝える
  22. 謝罪し言動を改めることを約束する

「旦那に離婚を切り出された」...本気度はどれくらい?

「旦那に離婚を切り出されたけれど、本気なのかどうかわからない」「夫婦喧嘩で離婚したいと言われたけれど、本心かどうか知りたい」。そんなふうに思ったことのある妻も多いはず。喧嘩や売り言葉に買い言葉で「もう離婚だ」と言ってしまうこともあります。中には、妻の気持ちを確かめるために「離婚」を口にする夫もいます。

しかし、「どうせ、ただの脅しだろう」と思っていたら、本当に夫が離婚を考えていることもあり、油断は禁物。夫の本心を理解するためには、本気で離婚したい夫がとる行動を知っておくことも必要です。夫の「離婚本気度」を確認するチェックリストを紹介しますので、参考にしてください。

夫の離婚本気度チェックリスト

夫が本気で離婚を考えている可能性が高い行動を10個紹介します。思い当たる行動が複数あれば、夫は離婚を考えているかもしれません。特に、後半のように離婚に直接結びつく言動があると、本気である可能性は高くなります。既に離婚準備を進めていることもありますので注意しましょう。

本気で離婚したい夫がとりがちな行動

・態度が冷たくなる
・お金の管理にうるさくなる
・物理的な距離を置かれる
・子供に優しくなる
・突然離婚話を切り出す
・離婚届を持ってくる
・両親に離婚を考えていることを告げる
・離婚の理由となる証拠を見せる
・法的な離婚手続きを進めようとする
・養育費・財産分与の金額を話し合おうとする

本気で離婚したい夫がとりがちな行動とは

態度が冷たくなる

離婚したいと思っている夫は妻とコミュニケーションをあまりとらなくなります。妻が話しかけても「うん」「あ、そう」と生返事しか返ってこなくなり、ときには目を合わさないこともあります。このため、妻は夫の態度が冷たくなったように感じます。妻がそばにいるのが当たり前になって、そっけなくなることもありますが、あまりに態度が冷たいときは要注意です。

夫が不倫や浮気をしているときも、後ろめたさからそっけない態度をとることがあります。態度が急に冷たくなったときは、理由を探っておいたほうがいいでしょう。

お金の管理にうるさくなる

夫が急にお金の管理にうるさくなったり、生活費の負担を減らそうとしたりしてきたときは、離婚を考えている可能性があります。離婚に備え、生活費をきっちり分けて負担を抑えようとしているのかもしれません。妻にお金を渡すのがもったいない、できるだけ渡したくないと考え始めたということも考えられます。

経済的DVで、夫が必要な生活費を妻に渡さないというケースもあります。この場合は、離婚が目的ではなく、妻を経済的手段を使って支配しようとしている可能性があるので、DVの相談窓口や弁護士に相談しましょう。

物理的な距離を置かれる

離婚を本気で考えている夫は、妻と物理的な距離をとろうとします。これは妻とできるだけ顔を合わせないようにしているためです。また、不倫や浮気に夢中になり、妻と距離をとり始める夫もいます。具体的に、夫は次のような行動で妻と距離を置こうとします。

・仕事が忙しいなどと言って、帰宅しなくなる
・休日にも「用事ができた」「友人と会ってくる」などと言って出かける
・部屋にこもり顔を合わせようとしない
・寝室を別にしようと言い出す
・別居したいと提案する

子供に優しくなる

夫が急に子供と過ごす時間を増やし、子供に優しくし始めたときは、離婚の準備を始めているのかもしれません。離婚後の親権を意識し、子供との良好な関係を築くことで親権をめぐる協議で有利な立場を確保しようとしている可能性があります。

もちろん、父親が子供と仲良くするのは良い事です。ただの思い過ごしで、単に子育てに参加する時間を増やそうと思っているだけかもしれませんが、ほかにも離婚を考えていることをうかがわせる言動が夫に見られるときは注意が必要です。

突然離婚話を切り出す

離婚したい夫がとる行動で、本気度が高いのはやはり離婚に直接結びつくものです。それまで穏やかな夫だったのに、突然離婚話を切り出したときは、既に離婚を決断していると考えたほうがいいでしょう。

よく喧嘩や口論になるたびに「離婚だ」という夫もいますが、こうした夫は本気で言っているのか、冗談が口癖になってしまったのか区別がなかなかつきません。しかし、前触れもなく突然離婚を切り出されたときは、夫も相当な覚悟を持って話している可能性が高くなります。

離婚届を持ってくる

離婚届けを持ってくる夫も、離婚の本気度は高いと言えます。離婚届の用紙は気軽にもらえるものではなく、最近はパソコンからもダウンロードもできるようになりましたが、普通はそれなりの覚悟を持って入手するものです。

離婚届に記入する際も、いろいろな葛藤もあったはずです。さまざまな思いを抱えて用紙を入手し、記入したわけですから、中途半端な気持ちではないと受け止めるべきでしょう。

両親に離婚を考えていることを告げる

離婚は夫婦だけの問題ではなく、事情によっては両親をはじめ親類を巻き込んだ話に発展することもあります。このため、夫が両親に離婚を考えていることを相談するケースもあります。両親のアドバイスが夫の考えに影響することも少なくありません。場合によっては、妻の両親への義理立てのため、自分の考えを伝えることもあるでしょう。

両親や義父母に相談したり、考えを伝えたりするということは、自分としての気持ちはかなり整理された状態だと見ることができます。妻の側も離婚に同意するのか、拒否するのかを問わず、しっかりとした話し合いができるよう準備を進めておく必要があります。

離婚の理由となる証拠を見せる

夫が妻の不倫やモラハラなど離婚の理由となり得る証拠を見せたときは、離婚の決意はかなり高いと思っていいでしょう。おそらく見せた証拠はほんの一部で、まだほかに決定的な証拠があると考えて間違いはありません。

離婚したくないのなら、心から謝罪して行動を改める必要がありますが、関係修復できるかどうかは夫次第です。もし、離婚することになれば、慰謝料を請求されることも覚悟しておいたほうがいいでしょう。

法的な離婚手続きを進めようとする

離婚したい夫がとる行動で、本気なのが明白なのが法的な離婚手続きの準備です。離婚するには、夫婦の同意が必要ですが、どちらかが拒否した場合、離婚調停離婚裁判などの法的手続きを踏むことになります。弁護士に具体的な進め方を相談しているのであれば、相当な決意だと見ていいでしょう。

この段階では夫婦の間のコミュニケーションも難しくなっていて、夫も離婚の条件に関する話以外には応じないという態度のときもあります。ここまでくると、妻も法的な対抗手段を考えざるを得ず、早めに弁護士に相談するのが賢明です。

養育費・財産分与の金額を話し合おうとする

夫婦の合意によって離婚することを「協議離婚」といいます。協議離婚は離婚理由を問われることはなく、互いが条件に納得できるかどうかが問題となります。このため、夫が養育費や財産分与の話を切り出したら、離婚の条件について話を始めたと受け取っていいでしょう。

子供がいれば、子供を引き取ったほうが養育費を受け取る権利がありますし、結婚中に築いた不動産などの資産は分け合わなくてはなりません。また、生命保険や終身保険など満期に保険金を受け取れる貯蓄性の高い保険も財産分与の対象となります。専門知識も必要となるので、わからないことは弁護士に相談しましょう。

遠藤 裕子

チェックリストに複数該当した場合、離婚危機は目前まで迫っている可能性が高いです。離婚を想定して、今後の生活や自分の気持ちを考えましょう。離婚であれば準備が必要です。問題となりそうな点は弁護士への相談が効果的です。迷いがあったり、修復希望の場合はカウンセラーにご相談下さい。経緯、状況、お互いの性格、家庭の事情等々で解決へのアプローチは異なります。気持ちに寄り添いながら関係修復の糸口を一緒にお探しいたします。

本気で離婚まで考えていない夫がとる行動

夫が「離婚だ」といっても必ずしも本気だとは限りません。離婚までは本気に考えていない夫の行動について説明します。

夫婦喧嘩の時に離婚を告げる

夫婦喧嘩のたびに「離婚だ」と言う夫は、本気で離婚を考えていないことが多いようです。喧嘩が終わった後は、普通通り接してくるのであれば、一時の感情的な言葉だと考えてよいでしょう。本気であれば、喧嘩が終わっても口を利かないような状態が続き、むしろ喧嘩にもならないということもあります。

夫婦喧嘩のたびに「離婚だ」という夫は、妻の愛情を確かめているだけのことがあります。こうした夫は妻に「離婚なんてしないから」「あなたのそばに一生いるわ」と言ってほしいのです。ただし、夫の愛情確認がエスカレートすると本当に夫婦関係が壊れることもあります。手に負えないと感じたら、カウンセラーにアドバイスを求めてみましょう。

大喧嘩するといつも夫が「もう離婚だ」「もうだめなんだよ」などと離婚をほのめかすようなことを言ってきます。基本大喧嘩は年2〜3回くらいで、なんだかんだで24時間以内に仲直りをして普段の生活に戻ります。

モラハラ的な言動をする

モラハラ気質の夫が「離婚だ」と言うときは、少し問題が複雑です。モラハラ気質の夫は妻を精神的に支配しようとしていますから、「離婚するかどうかの決定権は自分にあるのだから、俺の言うことを聞け」という意味で「離婚」という言葉を使っています。

「離婚だ」と言う以外にも、無視したり威圧したり、見下したりといった言動が見られたら、妻はモラハラに遭っている可能性があります。モラハラはしだいにエスカレートしていくので、早めにカウンセラーや弁護士に相談しましょう。

夫は自分の思い通りにならないとき「そんなんだったら離婚するけど大丈夫?離婚したら今みたいな生活できないけど、いいの?」と言ってきます。離婚をほのめかしたら私が言うことを聞くと思っているんでしょうね。

「本当に離婚したいの」と聞くと慌てる

「離婚だ」と言われたら「本当に離婚したいの」と聞いてみましょう。それで慌てるようなら、本気ではありません。思わぬ反撃に夫がうろたえているようでしたら「私は離婚する気はないよ」とフォローしておきましょう。夫も反省して二度と言わなくなるかもしれません。

ただ、妻に言い返されてムキになって怒ったり、「本当に離婚を考えている」と言われたりしたら、本気とモラハラの両方の可能性があります。このときは、普段の言動も合わせて判断し、カウンセラーや弁護士にアドバイスを求めましょう。

産後すぐ、子供の世話で心身ともにくたくたになっている私に対して「なんでいつも部屋がぐちゃぐちゃなの?ずっと家にいて何もできないわけ?ずっとこんな状態が続くなら離婚ものだよ」と夫は言ってきました。

私は腹が立って「本当に離婚したいの?子供のこと何も考えてないの?」と聞き返したら、「勢いで言っちゃっただけだよ。ごめん」と謝ってきました。勢いでも言わないでほしいですね、そんなこと。

機嫌がよくなると甘える

怒ったときに「離婚だ」というのに、機嫌がよくなると妻に甘える夫もいます。この場合の「離婚だ」は愛情表現だと思っていいでしょう。しかし、かなり妻に依存している可能性があり、しだいに妻のほうが「うっとうしい」と感じるようになるかもしれません。特に子育ての時期は夫の相手にまで、手が回りません。

こうした夫には、ときにはビシッと自立を求めることも必要でしょう。ただし、仕事などでの強いストレスを妻に甘えることで解消している夫もいます。急に甘えるようになったときは、夫の様子に変わったことがないか、様子を見ることも大切です。

喧嘩するといつも夫が「もう無理、離婚する」と言ってきますが、仲直りをした後はいつものように甘えてきます。喧嘩のたびに離婚をほのめかされても、もう何も思わないですね。いい加減、子供みたいなことしないでほしいです。

夫が離婚を考え直す?関係修復の方法は?

夫の言動をよくチェックした結果、「どうも離婚をしたいのは本気らしい」と感じたら、どうすればいいのでしょうか。夫が離婚を考え直し、夫婦の関係を修復する方法はないのか、離婚したくないときの対応を紹介します。

話し合いをする

離婚を避けたいときに、最も大切なのは夫婦2人での話し合いです。夫の言い分を聞き、何を不満に思っているのかを聞かなければ何も始まりません。話を聞けば、妻が反省し、歩み寄れる余地が見つかる可能性もあります。

離婚の理由が夫の不倫や浮気なら、修復は困難かもしれません。しかし、原因によっては妻の努力によって克服できることもあります。話し合いでは夫の言い分を頭から否定したり、反論したりしてはいけません。夫は「やはり話し合っても無駄だ」と感じ、離婚の決意をさらに固めてしまうことになります。

離婚したくないと伝える

離婚したくないのであれば、「離婚したくない」という意思をはっきり伝えることが大切です。妻に落ち度がなく同居している限り、夫の意思だけで一方的に離婚はできません。そして、夫に関係修復の方法がないか、問い続けましょう。

夫は怒ったり無視したりさまざまな方法で、離婚を認めさせようとするかもしれませんが、弱気にならないことが必要です。夫もやり過ぎると、離婚の責任を負うことになりますから、強引なことはできないはずです。最後は夫から家を出て行ってしまうかもしれませんが、そのときは夫に結婚生活を破綻させた責任を問い、慰謝料を受け取れる可能性があります。

謝罪し言動を改めることを約束する

夫が離婚を決意した理由が妻の言動にあるときは、素直に謝罪して言動を改めることが必要です。夫に指摘されて、行き過ぎた言動があったことを自覚した場合は、カウンセラーに相談することも必要です。モラハラ気質など、性格や考え方の問題点を指摘されるかも知れません。

性格や考え方に問題がある場合は、精神科や心療内科で治療を受ければ改善できる可能性もあります。そのようにして言動を改めることを約束すれば、夫も離婚を考え直してくれるかもしれません。

夫の離婚本気度は行動で確認しよう

夫が「離婚だ」と言ったとき、すぐに真に受けてうろたえる必要はありませんが、軽く考え過ぎてもいけません。夫が「離婚」を口にした理由を考え、小さなほころびがあれば、早めに手当てしておくのが夫婦関係を円満に保つコツです。

そのためには、普段から夫の言動に注意し、変わった点がないか、常に気に掛けておきましょう。日頃から夫の行動をチェックしていれば、夫の「離婚だ」の言葉の裏に隠された真意が見えてくるはずです。

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