【年代別】うまくいかない夫婦の特徴・原因|関係修復できた人の体験談も

夫婦関係を円満に保ちたいのに、喧嘩ばかりで旦那とうまくいかないと悩んでいませんか。なんとか関係修復したいのにうまくいかない夫婦関係に疲れたという人もいるでしょう。うまくいかない夫婦の特徴や原因を、<20代・30代・40代・50代>と年代別に紹介しましょう。

目次

  1. 夫婦関係がうまくいかない時期は誰にでもある?
  2. 夫婦関係がうまくいかない原因【年代別】
  3. 20代夫婦は『生活の価値観が合わない』
  4. 30代夫婦は『家事・育児で不満が溜まる』
  5. 40代夫婦は『会話が合わない』
  6. 50代夫婦は『お互いに関心がない』
  7. 夫婦関係がうまくいかない時期があっても関係修復できる?【体験談】
  8. 夫婦関係の修復ができた人の体験談
  9. 夫婦関係の修復ができなかった人の体験談
  10. 夫婦関係がうまくいかない時期にすべきことは?
  11. 無理はしない
  12. 相手に期待しない
  13. 他の夫婦と比較しない
  14. 相手の気持ちに立って意見を伝える
  15. スキンシップを増やす

夫婦関係がうまくいかない時期は誰にでもある?

結婚前はどんなに仲が良かった2人でも、長い結婚生活ではさまざまな出来事が起き、ときには意見が衝突することもあります。特に子供が生まれた後は、お互いに子供のことを第一に考えるからこそ、考えが食い違うこともあります。

ほかにも、互いの両親や兄弟との接し方をめぐって夫婦関係が悪化するケースもあります。こうした夫婦関係がうまくいかない時期をどのように乗り越えたらいいのでしょうか。各年代で多くみられる「うまくいかない理由」や克服法を紹介します。

夫婦関係がうまくいかない原因【年代別】

夫婦がうまくいかない理由はさまざまですが、年代別にある程度の傾向が現れます。夫婦のライフステージに合わせて、夫婦が直面する課題も変わってくるということです。20代から50代のいわゆる働き盛りの世代では、次のような問題が不仲の原因になることが多いようです。

・20代夫婦『生活の価値観が合わない』
・30代夫婦『家事・育児で不満が溜まる』
・40代夫婦『会話が合わない』
・50代夫婦『お互いに関心がない』

具体的にどのような問題が起こるのかを説明していきます。

20代夫婦は『生活の価値観が合わない』

新婚の多い20代の夫婦ですが、新婚であるがゆえに夫婦関係がうまくいかないことがあります。それは多くの場合「生活の価値観が合わない」のが原因です。お互いの考え方や性格をまだよく理解していないため、すれ違いが起きてしまいます。

結婚前に家事の分担や将来設計など、新しく始まる生活についてよく話し合った夫婦も多いことでしょう。しかし、実際に生活してみると、妻にばかり家事の負担がいってしまうことがあります。また、お互いに約束を守っているつもりでも、それぞれイメージが違ったということもあるでしょう。

そうなると、どちらかが無理をして相手に合わせることになるか、不平や不満を相手にぶつけてしまうことになります。そうした積み重ねがうまくいかない原因となってしまうのです。

30代夫婦は『家事・育児で不満が溜まる』

30代になると多くの家庭では子供が生まれ、子育てに多くの時間を取られることになります。仕事をしていれば、しだいに責任のある仕事を任されるようにもなっていきます。妻が専業主婦であれば、夫がしだいに仕事を優先するようになり、育児や家事にあまり時間を割けなくなることもあるでしょう。

共働き夫婦の場合でも、夫がついつい子育てを妻に任せきりにしてしまい、妻の負担ばかりが増えることもあります。責任感が強い妻の場合、「旦那に甘えてはいけない。自分が頑張らなければ」と考えすぎてしまい、疲れてしまうこともあります。また、夫が手助けしてくれないことを寂しいと感じ、ストレスを溜めてしまう可能性もあります。

こうして育児や家事に追われることで、夫婦の間に不満が溜まり、夫婦仲がうまくいかなくなることがあります。

40代夫婦は『会話が合わない』

結婚生活も長くなり、互いの性格もわかって夫婦生活も安定してくると思われる40代ですが、逆に話が合わず「一緒にいてもつまらない」、「口を開けば夫婦喧嘩ばかりしている」という夫婦も少なくないようです。結婚生活も長いだけに、我慢も限界を迎えるのでしょうか。

ベストセラー「夫のトリセツ」の著者で脳科学者の黒川伊保子さんによると、夫婦の会話は噛み合わないのが当然なのだそうです。なぜなら、人は自分とは違う強さの免疫システムを持つ異性に引かれるから。子孫に多様な免疫システムを残すため、自分とは異なる相手を自然に選ぶそうです。

遺伝子の特性が異なるのなら、感性が異なるのも当然です。若い頃は自分と異なる感性に新鮮さを感じ、それも魅力の一つとして考えるのかもしれません。しかし、お互いのことを良く知り、夫婦関係も落ち着いてくると、お互いの違いに我慢できずストレスを感じることが増え、自分のペースを乱されたくないと考えてしまうこともあります。

50代夫婦は『お互いに関心がない』

50代になると、お互いへの関心が薄れる夫婦が多いようです。それまでの不満やストレスがお互いに溜まり、相手に関心を持つとイライラしてしまうので、できるだけ関心を持たないようになってしまいます。

お互いに関心が薄れると会話も減り、スキンシップもほとんどなくなります。喧嘩をしたり、もめたりすることがない分、それはそれでうまくいっているのかもしれませんが、味気ない毎日の生活に、ストレスが溜まったり、寂しいと感じたりする人もいます。

夫婦関係がうまくいかない時期があっても関係修復できる?【体験談】

夫婦関係がうまくいかない時期があっても、危機を乗り越えて関係修復はできるのでしょうか。関係修復ができたケースとできなかったケースの体験談を紹介します。

夫婦関係の修復ができた人の体験談

夫婦でよく話し合い、互いの考えや価値観を理解したうえで、夫も妻も納得できる解決方法を見つけられれば、関係修復につなげられるかもしれません。また、妻が「夫に言っても仕方がないから」と諦めてしまうケースも多いようです。しかし、妻が我慢しすぎると、ストレスを溜めこんでしまう恐れがあるので、気を付けましょう。

40代

きっかけはマイホームの購入でした。子供の就園まで1年を切った頃、そろそろ学区も決めてマイホームを持ちたいと夫婦で思い、色々調べることに。家のデザインや設備などお互いの意見が合わないことがよくありました。

私は追加やオプションなどのお金をかけず進めたいのに対して、妻はその逆でした。当時は価値観の違いにとても悩み、夫婦関係も険悪な感じに。互いにわかり合えたきっかけは、話し合ってお互いの想いを理解できたからです。

20代

仕事の都合で青森に住んでいたときに、雪かきをどちらがどれだけするかで言い争いになりました。旦那は「俺は疲れているから無理」の一点張りで。関係は修復していますが、それはわたしが諦めたからだと思います。

期待して、期待通りにならないから腹が立つんだとわかったんです。だから、うちの旦那は一度でもやらないと言ったら、やらない亭主関白なんだと自分に言い聞かせて期待するのはやめました。

夫婦関係の修復ができなかった人の体験談

互いの考え方や価値観などの溝を埋められないと、いずれは離婚してしまうケースが多いようです。本人同士は話し合いをしているつもりでも、ただの不満のぶつけ合いで終わっていることもあります。互いの考えや価値観を理解しないと修復は難しいでしょう。

20代

お互い育ってきた環境が違い、妻とは離婚しました。私が育った環境は妻が家事全般をやるという亭主関白な考え方でした。妻から不満を言われたので「それを理解した上で生活すればいいじゃないか」と答えたところ、夫婦関係が悪化してそのまま離婚となりました。

30代

産後まもなくは顔を合わせるとケンカをしていました。育児・家事、こちらが頼まないと絶対に動かない、かと思ったら頼んでもいないことを勝手にしだす旦那への不満がたまっていたんです。

旦那はというと「手伝ってるのに」「なんでそんなに文句を言われないといけないの」と葛藤していたようです。それからはお互いの気持ちがすれ違ったまま、理解し合えず、離婚しました。

夫婦関係がうまくいかない時期にすべきことは?

夫婦関係がうまくいかないと、ストレスが溜まり、相手に八つ当たりしてしまって、さらに関係が悪化してしまうことがあります。夫婦関係がうまくいかないときに、さらに関係を悪化させないための対処法を紹介します。

関係をよくしようと焦ってしまうと、逆効果のこともあります。今の関係を保ちながら、少しずつ修復を図っていきましょう。

無理はしない

夫婦関係がうまくいかないときこそ、気持ちに余裕を持って、無理をするのはやめましょう。「私は頑張っているのに」と肩ひじ張っても仕方がありません。責任感が強い人は、自分に問題があったのではないかと考え、あれこれ動いてしまうことがあります。しかし、うまくいっていないと感じているのは自分だけなのかもしれません。

夫婦が抱える問題の中には、時間が解決してくれるものもあります。余裕を持って、どっしりと構えていれば、夫の気持ちも察しやすくなりますし、見えてくるものもあるはずです。夫とうまくいかないときは、少しは夫のことを忘れて、自分磨きに励んでもいいでしょう。自信にあふれた妻を見て、夫も関係を修復したいと思ってくれるかもしれません。

相手に期待しない

夫婦関係がうまくいかないと、どちらかが相手に期待しすぎていることがあります。「私の気持ちをわかってくれるの当たり前」「困っているときは、助けてくれるはず」などと期待し過ぎると、その通りいかなかったときに失望し、ときには相手に裏切られたような気持ちになることもあります。

こうした人は、夫婦関係にかぎらず人の厚意に甘える傾向があります。心の中で「誰が手を差し伸べてくれるだろう」「自分を理解してくれる人がいるだろう」といつも思っています。そうした「夫なら、こうすべき」という思いが、夫にプレッシャーをかけ、夫はストレスを感じているのかもしれません。

そこまで期待していなくても、夫を一方的にあてにしていると、夫が知らないまま、一人で期待し一人で失望するということになりかねません。夫に期待するのはほどほどにして「やってくれればラッキー」くらいに思っておきましょう。もちろん、絶対にやってもらわなければならないことは、はっきり言葉で伝えることが大切です。

他の夫婦と比較しない

隣の芝生は青いといいます。他人が持っている物は良く見えるものです。夫婦関係も同じで、他人の家庭は円満でうまくいっているように見えます。だからと言って、「隣の旦那さんは……」などと、自分の夫と比べてはいけません。妻は何気なく言ったつもりでも、夫が傷ついていることもあります。

そもそも、どの夫婦の間にも多少の問題やトラブルはあるはず。それを外に見せていないだけです。他人の夫婦の良い点を探す前に、目の前の夫の良い点を見つけましょう

相手の気持ちに立って意見を伝える

夫婦関係がうまくいっていないときは、話し合いをすることも大切です。自分の気持ちを素直に伝えることで、誤解が解けたり、気持ちが通じ合ったりすることもあります。ただ、話をするときは自分の気持ちを一方的に伝えるのはやめましょう。夫にも不満がある場合、互いに不満を言い合うだけの喧嘩になってしまいます。

話し合いをするときは、まず相手の言い分に耳を傾ける姿勢が大切です。決して頭から否定せず、最後まで話を聞きましょう。そして、自分の意見を言うときは相手の気持ちに立って伝えることも大切です。決して言い負かそうとしてはいけません。お互いの気持ちを整理することができたら、互いが折り合える解決法を2人で考えましょう。

スキンシップを増やす

夫婦がうまくいっていないと感じたら、スキンシップを増やすのも一つの方法です。新婚ならともかく40代、50代にもなって、いきなり抱きつくのも照れるでしょうから、さりげなく腕に触れたり、手を握ったりするといいでしょう。夫が疲れた表情をしていたら、マッサージをしてあげてもいいでしょう。

人の手の温もりは、人の心を穏やかにします。手や腕を触りながら、自分の寂しい気持ちも素直に打ち明けると、夫も妻の言うことに耳を傾けてくれるかもしれません。

夫婦関係がうまくいかないときは専門家に頼ることも有効

夫婦関係がうまくいかない理由は夫婦それぞれで、さまざまな事情があります。妻が態度を改め、妻が歩み寄ることで関係が修復できることもあります。しかし、なんらかの理由で、夫が頑なな態度を取り続けることもあります。

どうしても夫が心を開いてくれないときは、カウンセラーなど専門家に相談してみるのも一つの方法です。第三者に話を聞いてもらうことで、意外な原因が見つかるかもしれません。

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